2017年わたしの軽率宝塚総括(上半期)

 

1月:特に宝塚絡みのことはしていない。会う人会う人に花組の金色の砂漠がいかにオタクが好みそうな話かを熱弁していた。

大阪でだるまの串カツを食べた。れんこんうまい。

 

2月:友達に誘われ花組の千秋楽LVに行く。雪華抄と金色の砂漠がもう一回観れると喜び勇んで向かった。推し(私は贔屓のことを「推し」と呼ぶことにしている)はやはり美しかった。

日の浅いオタクながら花乃まりあさんの退団が惜しく、初めて見た宝塚の千秋楽、退団挨拶というものに涙を必死でこらえた。昨年のコンサバ観劇の前後にME AND MY GIRLを何となしに見ていたのでサヨナラショーでガングロのサリーを楽しむことができた。

 

花組公演 『雪華抄(せっかしょう)』『金色(こんじき)の砂漠』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

なお、このLVの次の週にアイドルマスターsideMの2ndライブのLVにも2日連続で参加しており、出戻りを果たす。お誘いいただきそのまま同じ映画館ユーリ…ォン…ナントカ…の全話上映会も参加させていだだいた。お礼にセカライ2日目に勧誘した。善行をはたらいたと思っている。

これまたついでに3月の花組全国ツアーのチケットを2公演ほど取る。

 

3月:ちょうどよく5月に博多座に宝塚が来るということでチケットを買う。また2公演ほど取る。

2月に一般で取ったチケットを手に福岡市民会館にて花組全国ツアー公演「仮面のロマネスク」「EXCITER‼︎ 2017」を2日連続で観劇した。この時ある程度貪欲に推しについて色々学んでいたが、ダンスニーという童貞の輝きめざましい役柄が新鮮であまりの可愛さに悶え苦しむ。ずっとオペラグラスで追っていたように思う。歌唱力の成長が感じられ、親目線になり涙ぐんだ。しかし推しとは同世代である。推しが今の年齢のまま、私が80歳の時に出会わなくてよかったと思う(何を言っているのか)。

ダンスニーとは一転してショーでは色気が爆発しており、観劇前に「EXCITERには気をつけた方がいい」と言われたことを思い出す。たちの悪いホストクラブに迷い込んだ。快楽のジェットコースターのような公演を2日連続で経験し、今までにないほど疲労困憊した。宝塚は体力が必要である。

 

花組公演 『仮面のロマネスク』『EXCITER!!2017』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

ちなみにこの時の隣の席の友人は明日海さん贔屓のため、お互いの贔屓がそれぞれ異なる方向に移動するとオペラグラスがぶつかりそうになる。この記憶があるあたり、この全国ツアーを観劇するにあたりキャトルで公式のオペラグラスを購入しているようだ。

後日水美舞斗さん演じるアゾランの舞台写真を買った。

 

4月:この月は特に宝塚の予定はなし。お誘いいただきアイドルマスターsideMのグリーティングツアーに参加するためウン年ぶりに広島に行った。生で見たことのある声優は谷山紀章さんくらいのものだった私にsideMの声優さんは大変お若く映り、楽しいライブであった。また広島に行きたい。

 

行けと言われた宙組千秋楽LVがこの月にあったようだが、私はワンオクのライブに行った。つらい。

 

焼肉やピクニックに行き宝塚に勧誘、雪組宝塚大劇場LVのチケットを取っている。軽率すぎる気もするが、ついぞ早霧せいなさんと咲妃みゆさんを劇場で観劇することが叶わなかったこともあり、なりふり構っていない姿勢がうかがえる。

 

5月:博多座にて月組の「長崎しぐれ坂」「カルーセル輪舞曲」を2回ほど観劇。初めての博多座は2階席でも座席と舞台が近く、品の感じられるよい劇場だった。開演前・幕間・終演後に賑わう売店の充実感はすばらしく、商売人の町博多・中洲の気質が感じられた。2018年5月も花組公演でよろしくお願いいたします。頼むぞ。

演目は博多座恒例の和物。珠城りょうさん演じる卯之助の包容力、すらっとした足をずっと見ていた。前知識がなかったため卯之助が足を引きずっていたのを見て「この組のトップさん、足を壊してるんか?大変やなあ」と本気で心配していた。卯之助が終盤「足の悪い俺を…」みたいなことを言うまで本気で思っていた。珠城さんが怪我をしているわけではなくてよかった。ショーも見ながら「生きててよかった〜!イェーイ!」と実感したくらい幸せきらびやか空間で健康になった。月組を見ると健康になる。お芝居のほうでは特に千海華蘭さん、紫門ゆりやさんに注目。伊佐次が人目を避けて逃げている時の「よーいよい…よーいよい…」の歌がくせになる。絵面もミステリアスだった。

 

月組公演 『長崎しぐれ坂』『カルーセル輪舞曲(ロンド)』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

花組公演 『あかねさす紫の花』『Santé!!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

5/29には有給を取り雪組宝塚大劇場千秋楽LVに行っている。103期初舞台生のロケットに涙ぐんだ。いったい誰目線なのか。親か。このロケットは素人目にも振り付けが凝ったものとわかり、練習を頑張ってきた初舞台生の方々、その親御さんのことを思うと感動もひとしおである。「幕末太陽傳」「Dramatic “S”!」、ラストのサヨナラショーに至るまで充実感のある公演だった。劇場のすすり泣きがすごかった。

彩凪翔さんに目を奪われ、永久輝せあさんに注目して見ていた記憶がある。

 

雪組公演 『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)』『Dramatic “S”!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

6月:LVに味をしめて星組のスカーレットピンパーネルのLVを見に行った。LVは実質無料です。ピンパーネル団はみんな顔が良いが、服のパンチが強すぎてどの服の人がよかったか逆に記憶を失ってしまいお名前の照合に苦労した。

礼真琴さん演じるショーヴランは、生い立ちやマルグリットへの想い、行動の不器用さなど完全にオタク女がほっとけないタイプの男だった。あまりにもツボな生き様に当て馬大好きオタク女の私は胸を打たれた。ガンバレ!ショーヴラン!歌うまいぞ!うまいもん食えよ!えっと…たこ焼きとか…

天寿光希さんが大変美しかったが、パンチの効いたお衣装の舞台写真を買う勇気が出なかった。私は修行が足りないのではないか。鍛錬を積みたい。瀬央ゆりあさん、夏樹れいさんに注目。七海ひろきさん演じるロベスピエールのビジュアルは一見の価値あり。

 

星組公演 『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

ここでスカイステージの契約を検討。我が家のテレビがCS未対応、マンションもアンテナ無しとわかり挫けかける。しかしそこは軽率な人間のため、テレビを大きいものに新調、アンテナも自分で立てた。

 

同時期に宝塚大劇場花組公演「邪馬台国の風」「Sante!!」を2日連続で観劇。「推しの髪型がみずらだったらどうしよう  愛せるか  いや愛せるけど…複雑や…」とビジュアルの情報が出るまで本気で怯えていたが、ポスターの明日海さん、芹香さんのビジュアルは大変美しく安心した。脚本は安心できるものではなかったようで初日の幕開きから散々な感想しか聞かなかったが、観劇時は多少のブラッシュアップを経ており耐えられないほどでは無かったように思う。今だからこそそう言えるのかもしれない…わからない…邪馬台国のことを庇って生きていきたい…

お芝居中の推しのソロ曲はメロディーが大変好みでよかった。髪型も大変可愛い。演目問わずお芝居冒頭の演者がゾロゾロ出てくる群舞が好きで、邪馬台国もそれがよかった。推しが可愛かった。水美舞斗さんのツブラメの目元のお化粧がエキゾチックで好き。

朝月希和さん、冴月瑠那さん、音くり寿さんに注目。特に音くり寿さんは歌声が好きでお芝居でもショーでも堪能させていただいた。

 

ショーは安定の大介先生でシャブがやめられない。天使の羽を捥ぐ推しに性癖をえぐられる。安寿ミラ先生振付のハットとスーツの男役群舞、フレンチカン・カンの推しの幼児退行など、見どころが多く命の危険すら感じる。目が足りない。

ちょうど本公演の舞台写真発売日で、推しの手フェチなので写真を買って帰った。過去公演分も買った。毎度厳選して買っているので手持ちは少ないが、舞台写真はいいものである。私が死んだ時には棺に一緒に入れていただきたい。

 

花組公演 『邪馬台国の風』『Santé!!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

上半期はここまで。